上方林家 染二爛漫 東京公演 lot.3

二度の延期を乗り越え、ようやく開催します。感染対策の配席でお待ち申し上げます。
染二の演目は、真夏に冬の噺二席となります。「不動坊」と「しじみ売り」です。落語にはお家芸と言われる演目があります。東西で演じられる「不動坊」は二代目林家菊丸作。上方では冬の爆笑噺です。笑いを生む中心人物は、上方・講釈師、東京・噺家と、季節も設定も違うのが面白いです。ルーツをお届けします。
冬の噺で演題が同じながら、大きく設定が違うのが「しじみ売り」。東京は鼠小僧次郎吉。上方は人入れ稼業の親方。染二の新版は、親方が登場せず、親方の女将さんが噺の要となります。この演出は、どなたも過去にやっておられません。生活習慣の違いも噺の面白いところで、大阪や兵庫では「十日戎(とおかえびす)」と言い、えびす様の年に一度の大祭です。大阪中が商売繁盛を願う賑わいの中、寒さに凍えたしじみ売りの少年が登場して噺が始まります。江戸とは趣きの違う笑いと情をお楽しみください。
大学の後輩でもある優々さんと音助さんに助演していただきます。

【日時】2021年8月15日(日)14時
【会場】内幸町ホール(都営三田線「内幸町」駅5分)
【番組】
「そ噺」  林家染二
「加賀の千代」 雷門音助
「遊山船」 桂 優々
「不動坊」 林家染二 
中入り
「しじみ売り」 林家染二
【料​金】前売・当日3000円(​全席指定)
【お問い合せ】(株)​SOMEJ​I 06-7850-8848



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